令和6年3月分からの協会けんぽの保険料率が決定

中小企業の従業員の方を中心とした健康保険を取り仕切る全国健康保険協会(協会けんぽ)は、基本的に、毎年1回、3月分(4月納付分)から適用される保険料率の見直しを行います。

令和6年3月分から適用される保険料率は、次のように決定されました。

―――――――――― 令和6年3月分からの協会けんぽの保険料率 ―――――――――

1 一般保険料率〔都道府県単位保険料率〕 は変更あり(神奈川県以外は変更あり)

北海道10.21%石川県9.94%岡山県10.02%
青森県9.49%福井県10.07%広島県9.95%
岩手県9.63%山梨県9.94%山口県10.20%
宮城県10.01%長野県9.55%徳島県10.19%
秋田県9.85%岐阜県9.91%香川県10.33%
山形県9.84%静岡県9.85%愛媛県10.03%
福島県9.59%愛知県10.02%高知県9.89%
茨城県9.66%三重県9.94%福岡県10.35%
栃木県9.79%滋賀県9.89%佐賀県10.42%
群馬県9.81%京都府10.13%長崎県10.17%
埼玉県9.78%大阪府10.34%熊本県10.30%
千葉県9.77%兵庫県10.18%大分県10.25%
東京都9.98%奈良県10.22%宮崎県9.85%
神奈川県10.02%和歌山県10.00%鹿児島県10.13%
新潟県9.35%鳥取県9.68%沖縄県9.52%
富山県9.62%島根県9.92%

2 介護保険料率〔全国一律/40歳以上65歳未満の方について、1に加えて負担・納付〕

全国一律1.60%(1.82%から変更)

㊟ 健康保険組合が管掌する健康保険においては、組合独自の保険料率となっており、介護保険料の負担の仕方も異なる場合があります。所属する組合の規約等をご確認ください。

☆ 神奈川県を除く46都道府県で都道府県単位保険料率が変更されます。全国一律の介護保険料率も変更されますので、「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」の変更が必要となります。

給与計算ソフトをお使いの場合には、その設定に注意しましょう。

給与計算に関することについても、確認したいことなどがあれば、気軽にお声掛けください。

〈補足〉厚生年金保険の保険料率(18.3%)については、法律で固定されているため改定はありません。また、子ども子育て拠出金率(0.36%)についても、令和6年度における改定は予定されていません。

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